

事業戦略を大きく左右する知財管理において、
適切な取り扱いをするためには自社に合ったシステムの選定が必須。
国内外のメーカーから様々な知財管理システムが提供されていますが、
それぞれ得意とする領域や強みは異なります。
このサイトでは、知財管理の目的に応じたシステムを紹介しています。
各国の制度に基づく
グローバル運用なら

複数国の知財法制度とプロセスを統合するDIAMS iQ。 複雑な各国の知財法や手続きの一元管理が可能。
220の国と地域での特許年金の更新期限を自動計算し、手間を削減。重要な更新を見逃さず、知財ポートフォリオを管理できる。
ハンコ文化を踏襲した
承認経路の組み込みが必要なら

日本特有のハンコ文化で定着した承認フローをデジタル化したPALNET/MC6は、 フロー変更せず導入できるシステム。
社内のプロセスや外部の特許事務所などのやりとりもワークフローに組み込める 。手続きを一目で把握でき、業務効率化につながる。
国内特許だけを
管理したいなら

社内のプロセスや外部の特許事務所などのやりとりもワークフローに組み込める 。手続きを一目で把握でき、業務効率化につながる。
オーバースペックにならない国内特許で最低限必要となる機能構成 。中小企業があまり使用しない機能をあえて搭載せず、使いやすさに配慮。

画像引用元:デンネマイヤー公式HP(https://www.dennemeyer.com/ja/ip-software/diams/)
複数の国・地域・出願ルートに対応した知財案件作成ウィザードにより、商標出願案件の一括作成ができ、業務効率化を実現。また、世界各国の知財法制度やプロセスの知識を統合して、年金納付や商標更新期限の自動計算が可能なため、各国のプロセスに合わせるといった手間が省けます。
海外を含めた知財ポートフォリオに関する文書・連絡・タスクを1つのシステムで一元管理。ポートフォリオにおける任意の領域をフィルタリング・分析することで、稼げる知財と手放すべき知財の判別が容易になり、収益拡大につながります。また、分析に関する資料はポータルやカスタムレポートを通して現地代理人や外部事務所とスムーズに連携可能です。
サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます。
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| 会社名 | 株式会社デンネマイヤー |
|---|---|
| 公式HP | https://www.dennemeyer.com/ja/ |
| 電話番号 | 03-6453-9362 |

画像引用元:日立グループ公式HP(https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/tokkyo/mc6/)
承認印を必要とするハンコ文化に基づく承認フローにも対応しており、各企業ごとの押印プロセスをそのまま継続することができます。そのため、決裁の承認経路を踏襲する必要があるケース、申請する案件や部署によって承認経路が異なるケースなどこれまで企業がおこなってきたフローの変更が不要です。
発明者や特許事務所など、外部の発注・研修のやり取りをワークフローに組み込むことが可能です。これまで個々のシステムで確認していた決済ややり取りを一つのシステムで一連の流れを確認できるようになり、作業時間の短縮を実現することができます。
サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます。
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| 会社名 | 株式会社日立社会情報サービス |
|---|---|
| 公式HP | https://www.hitachi-sis.co.jp/ |
| 電話番号 | 03-5471-2345 |

画像引用元:日本アイアール公式HP(https://www.masys-ir.com/)
国内特許管理申請に特化したシステムであり、発売から40年以上日本の知財実務者の声を反映させ改良を重ねてきたシステム。国内特許だけ管理したい小規模な組織において、スタンドアロン、マルチクライアントパックの買い切りパッケージという導入のしやすさやセキュリティへの安心感は魅力です。
発明の提案から権利消滅までの国内特許出願に関する情報を、一元管理するために必要な最低限の機能構成になっているシステムのため、日本を支える独自の技術を持つ中小企業が導入する際にもオーバースペックになることがありません。特許バブル時代に大型のシステムを導入してしまった企業のリプレイスにも適したシステムです。
サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます。
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| 会社名 | 日本アイアール株式会社 |
|---|---|
| 公式HP | https://www.masys-ir.com/ |
| 電話番号 | 03-6206-4966 |
開発企業によって得意とする分野や機能が異なるため、自社の導入目的に合った知財管理システムを選ぶことが大切です。どのようなシステムなのか、一覧で確認してください。
複数の出願ルート・国・地域の出願案件を一括作成し、各種期限の自動計算にも対応。また、現地代理人や外部事務所などとのやり取りをサポートする機能も搭載しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社デンネマイヤー |
事務所版、企業版の2つがあり、データ管理の一元化やワークフロー連携などにより、スムーズな業務連携、グローバルな知財戦略をサポートしています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社root ip |
特許事務所向けの知財管理システムで、Webサービスの利用、サーバ不要によりコストを削減することができます。また、特許検索ツールとの連携で業務効率化が可能です。
| 会社名 |
|---|
| サイバーパテント株式会社 |
PDFなど電子化された請求書などの帳票類を簡単かつ安全に管理できるWeb電子帳票管理システム。電子帳簿保存法に対応しており、クライアントライセンスフリーで導入できます。
| 会社名 |
|---|
| NECソリューションイノベータ株式会社 |
知財情報のほか、評価情報や契約・経費情報の一元管理に対応しており、ノンカスタマイズでクライアントの用途や目的に合わせたシステムを実現することができます。
| 会社名 |
|---|
| 東芝デジタルソリューションズ 株式会社 |
企業や特許事務所が使用する知財プログラムを統合する知財管理プラットフォーム。自動化された管理、コミュニケーションにより、戦略的な知財活用をサポートできます。
| 会社名 |
|---|
| anaqua inc |
マニュアルなしで簡単に知財管理ができるシンプルな知財管理システムで、期限管理や年金、JPNET連携など、充実した管理項目やサポート機能で業務効率化を実現しています。
| 会社名 |
|---|
| 日本パテントデータサービス株式会社 |
ワークフローのカスタマイズにより、企業独自の承認経路や業務プロセスを踏襲。また、法改正や社内ルールなどの環境変化にも柔軟かつ迅速に対応できます。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社日立社会情報サービス |
特許や商標などの権利更新や管理業務の負担軽減に対応している知財管理サービス。知財専門家チームの包括的なサポートを受けることができます。
| 会社名 |
|---|
| クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 |
様々な知財情報を網羅しながら、権利化から権利維持まで一元管理するとともに、セキュアな環境下での情報共有、多彩なワークフローによる柔軟な運用に対応しています。
| 会社名 |
|---|
| フューチャーアーキテクト株式会社 |
様々な知財に関連する情報を一元管理するとともに、グループ会社の案件管理やワークフローのカスタマイズにも対応。オンプレミス版のほか、クラウド版も提供しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社アイアールディー |
個人のPCでマニュアルなしで、包袋調査やメール送信などの知財業務ができる特許管理ソフト。ワークフロー機能によるプロセス管理や国際知財管理にも対応しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社ジェイアンドティシステムズ |
大学における知財管理を目的として開発された知財管理システムで、使いやすい画面構成や柔軟な検索、期限管理など、現場の生の声を活かした多彩な機能を搭載しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社インフォクラフト |
案件登録30件まで無料で利用できる特許管理ツールで、事務所連絡や期限管理など、知財業務の一元管理に対応。オプションでコンシェルジュサポートも提供しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社アイピコ |
シンプルな機能で構成されており、搭載されていない機能をテンプレートから選び、自由に追加変更できるカスタムアプリ。初期費用を抑えるクラウド版も提供しています。
| 会社名 |
|---|
| サイボウズ株式会社 |
多業種の企業知財部などを対象として、業種ごとに異なる知財管理のニーズをキャッチアップして、知財管理システムの企画、開発、運用をサポートしています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社エアリー |
特許関連文書の登録や管理、利活用までサポートする特許管理システムとともに、特許事務所のDX化推進も含めた総合的な知財コンサルティングを提供しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社コーディネート |
特許事務所の特許期限管理を目的として開発されたシステムで、特許を取得した一覧表示機能やメール通知機能などを搭載しており、複数人での同時使用にも対応可能です。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社アートラック |
国内特許の申請・管理に特化した特許管理システムで、買い取りパッケージでコストを抑えられるほか、柔軟なカスタマイズで企業独自のフローやルールに対応できます。
| 会社名 |
|---|
| 日本アイアール株式会社 |
国内外の特許申請・管理に対応する企業向け特許事務管理システム。導入コストを抑えられるWebアプリです。そのほか、請求管理機能を搭載した特許事務所版も提供しています。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社ネットワークス |
知的財産法務に関連するワークフローをオートメーション化して、関連情報やデータ分析、ステークホルダーとの連携などの業務を一元管理します。またレポート機能を活用し、情報に基づいた意思決定も強化します。
| 会社名 |
|---|
| クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 |
サーバー環境とクラウド環境のどちらにも対応している知財管理システムです。シンプルな構造でありながら業務効率向上を叶える機能が豊富で、誰でも簡単に使いこなせるでしょう。特許事務所連携オプションも搭載されています。
| 会社名 |
|---|
| 日本パテントデータサービス株式会社 |
国内外出願の期限管理や履歴管理、費用管理などの管理業務をトータルにサポート。自社独自の知財業務に合わせてオプションを選ぶことができます。自分で変更できるため、一度導入した後でも運用に合わせて改善可能です。
| 会社名 |
|---|
| 日本パテントデータサービス株式会社 |
外国語の表示にも対応しているため、グローバル化を目指している企業にとっての利便性も高い知財システムです。感覚的に操作できるよう画面設計が工夫されており、また見やすいフォントが採用されているなど、使勝手の良さも注目ポイントです。
| 会社名 |
|---|
| サイバーパテント株式会社 |
クラウドサービスの他に、サブスクリプションとパッケージ版を用意。利用可能な機能はどのプランも同じで、使用する人数やモジュールに合わせて価格が異なります。シンプルな料金形態でありながら、機能は豊富に搭載されているのが魅力です。
| 会社名 |
|---|
| 株式会社アイアールディー |
知財管理システムには、製品よって搭載されている機能に違いがあります。知財管理システムの機能の違いやそれらの機能を使ってできる代表的なことについて紹介しています。
商標管理は商標の効果的な保護や適切な管理を行うプロセスで、ブランドの長期的かつ安定した発展には複雑な商標ポートフォリオが必要です。商標管理システムには、出願管理や登録期限管理などの機能があり、見落としのない更新管理などが可能に。また、商標管理システムの機能には、提供する企業により違いがあります。
特許管理は、知的財産や特許に関連する情報を管理するプロセスです。特許管理システムには、様々な知財情報の一元管理や企業や特許事務所のスケジュールや進捗状況、経費などを効率的に管理できるものもあります。また、期限管理や請求書発行のほか、特許出願前から権利取得後までトータルでサポートすることも可能です。
実用新案管理は、特許法において物(プログラム等を含む)の発明と規定されている知的財産権を管理するものです。特許庁では、実用新案の出願システムや実用新案に関する検索機能を提供していますが、知財管理システムを活用することにより、案件の登録や進捗管理、期日管理などを効率的に行うことができます。
意匠管理は、企業が保有する意匠(デザイン)に関連する情報を管理するものです。知財管理システムを活用することにより、意匠ポートフォリオの作成や管理、ライセンス契約や収益などの一覧表示による戦略的な意匠活用が可能。また、期日管理やリマインダー、特許庁とのデータ連携により、効率的で見逃しのない管理ができます。
知的財産の活用やIPランドスケープとその活用、AI活用、知財管理システムとエクセル管理の違いなど、知財管理を実施するうえで知っておいた方がよいことをまとめています。

知的財産は、権利取得や保護により商品やサービスを守るとともに、その後の管理や分析により活用することで、企業の競争力強化につながります。知的財産の活用事例には、AI活用や知財専門家への相談、知財に精通したチーム設置などがありますが、知財管理システムを活用することにより、管理や分析の効率化を図ることが可能です。

IPランドスケープは、知財・経営戦略の策定をサポートする手法。研究開発戦略やマーケティング戦略に影響を与え、企業の成長にも寄与します。また、経営・事業情報と知財情報を組み合わせて分析を行うため、部門間のコミュニケーションの強化も。知財管理システムとの連携により、データ収集・管理業務の効率化の実現が可能です。

特許調査は、特許調査員による検索式の立案、特許の目視確認が必要となる負担の大きい業務です。一方、AIを活用することにより、業務効率化はもちろん、競合分析や技術予測、ポートフォリオ管理など、知財戦略での活用も。一方で、AI活用には、データの品質低下や大量のデータを用いたAIモデル訓練や保守などの課題もあります。

エクセルは、特別な知識やスキルがなくても簡単に使用することができ、マクロやRPAツールなどで自由にカスタマイズすることも可能です。その反面、上書きや削除などのヒューマンエラーが起きやすく、情報の散在による一元管理の難しさも。一方、知財管理システムでは効率的かつ安全に知財情報を管理することができます。

特許申請は、特許権を得るために必ず必要となるものですが、慣れていないと何から始めるべきかに迷いやすい点があります。確実かつ効率よく特許申請が行えるよう、基本的な特許申請のステップからよくあるミスなどをまとめました。さまざまな方法やヒントも掲載しています。

自社ブランドを守るための商標登録は、慎重な準備と正確な手続きが求められます。出願前に行う区分の選定や先行商標の調査が成功の鍵です。審査期間は約6〜12か月と長期に及びますが、登録査定後に登録料を納付すれば権利が発生します。流れを理解し、期限を守ることで安心して商標保護が実現します。
企業が知的財産を適切に守るには、潜在リスクを早期に把握し、予防策を計画的に進めることが求められます。調査の徹底や契約の明確化、システム導入による管理強化によって、事業活動の安定性を確保しやすくなります。